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モロッコ一人旅

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カサブランカ→パリ

 7:50のフライトに乗るため始発の4:40の列車で出発。思ったより人が多かった。空港の駅はターミナルの下にあり歩いて ターミナルへ行ける。航空会社のカウンターの場所を確認してから両替できる場所を探した。警備員に聞くと1階だというので 行ってみると土曜日の早朝だからか全て閉まっていた。あちこち探したが何処にも銀行も両替屋もない。時間が無くなってきて あせりだした頃、隣のターミナルの入り口付近の銀行の窓口の前で人が立っているのを見つけた。行ってみると中で係りの人が 小さな絨毯の上に跪いてひれ伏しメッカに向かってお祈りをしていた。やっとお祈りが終わりディルハムの現金をだして「ユーロ!」 と言うと遠くを指差してあっちへ行けという。指差した方向へ行くと銀行の窓口がありそこでやっと両替が出来た。

 カウンターで荷物をチェックインすると成田までのクレームタグをくれた。パリでトランジットが20時間あるので一度荷物を ピックアップしたい旨を告げると、チケットのチェックインをパリまでに直してくれた。荷物を預けゲートに向かうとセキュリティー も税関も混雑していた。税関で係りが私のパスポートをみて何か問題があったらしく隣のベテラン係官に相談していた。どうやら 船で入国した事が問題のようだった。この場合はどうすればいいんだみたいな会話がしばらくされていたが、結局そのまま通して おけという事になったようで税関を通過。無事出発。いつものように窓側に席を取り外の景色を眺めていた。離陸して1時間くらい するとジブラルタル海峡が見えた。船では渡るのに3時間かかったが飛行機ではあっという間だ。

 正午にパリ、シャルルドゴール空港到着。RERで北駅へ。北駅で駅のの写真を取ってから歩いてホテルへ向かう。 半日しかないので観光は1箇所に絞り夜はブラッスリーで美味しいフランス料理を食べた後、カフェでゆっくり過ごす計画だ。 観光は過去2回のパリ訪問で果たせなかったナポレオンの棺を見に行く事にした。ホテルにチェックインして荷物を置き直ぐに 外へ出て地下鉄でアンバリッドへ向かう。地下鉄の駅を出て教会の敷地に入りやっとチケット売り場らしき所へ着いたが閉まっていた。 教会の入り口へ行くと係りが「今日はこれでおしまいです」と言いながら扉を閉めているところだった。閉館は17:00時だが入館は それよりも前に締め切られてしまうようだ。結局3度目の正直はなくまたもやナポレオンの棺を見ることは出来なかった。どうやら 私はナポレオンには縁が無いらしい。

 アンバリッドからセーヌ川を渡りグランパレとプチパレの間を通りシャンゼリゼ通りまで歩いた。シャンゼリゼ通りでは カーニバルをやっていて移動遊園地や屋台が出いていた。シャンゼリゼ通りを当ても無く凱旋門に向かって歩き、凱旋門の近くの ショッピングモールに入って暖を取り、再びシャンゼリゼ通りを反対向きにコンコルド広場まで歩いた。エジプトから世界に散らばったオベリスク の中でもっとも状態の良いとされるパリのオベリスクをカメラに収め再びブラッスリーを探して歩いた。シャンゼリゼ通りから 少しセーヌ川の方へ行った所にあった小さなブラッスリーに入った。丁度ボジョレーヌーボーが解禁になったばかりだったので 赤ワインをデキャンタで頼んだらこれが結構量が多くて酔っ払ってしまった。お薦めのサーモンを食べたが正直不味かった。まあ 店の雰囲気がよかったから良しとしよう。

 ほろ酔い気分で地下鉄の駅へ行くと通路で若者が演奏をしていた。東駅へ戻り駅の近くのスーパーで日用雑貨のお土産を買いホテルへ戻った。しかし、まだ寝るには 早かったので買ったものを部屋に置いて再び外へ。北駅の前のカフェでコーヒーを飲む事にした。カフェに入りメニューを見たが 読めない。デザートの一つを指差してウェイターに何かと聞いたら、クリームをどうしたこうしたと言っておりなんとなく美味しそう な気がしたので頼んでみた。出てきたのはクレームブリュレだった。そのときは名前を知らず、日本に帰ってから暫くしてフランス 料理屋で偶然同じ物が出てきてそこで名前を聞いて覚えた。エスプレッソを飲んだ後、カフェオレを飲みながらクレームブリュレを 味わいながら食べた。ブラッスリーでは失敗したが、カフェでは雰囲気も食べ物も飲み物も全て楽しめた。

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