航空身体検査第二種
2017.01.12
先月日本で飛ぶ為に航空身体検査第2種を受けました。いつもFAAのメディカルを受けている羽田空港の診療所で受けました。初回だけ脳波が必要なのですが羽田空港の診療所には設備が無く、他の検査が終わった後に脳波の検査だけ東京労災病院まで行って受けました。脳波の検査は覚醒状態と睡眠状態両方の波形が必要でしかもステージ2という睡眠が必須です。これは意識が無くなる様な睡眠で2時間ちかく粘りましたが結局眠れず再検査となってしまいました。
そして本日今度は睡眠薬を貰って再挑戦。一瞬だけ眠りに落ちた様な気がしたのですが前回と同じ感じで隣の部屋で泣いている子供の声が良く聞こえていたので駄目かなと思ったら、その一瞬にステージ2に入ったらしく検査は成功。あとは結果待ち。今年は国内でも少し飛んでみようと思っています。乞うご期待!
そして本日今度は睡眠薬を貰って再挑戦。一瞬だけ眠りに落ちた様な気がしたのですが前回と同じ感じで隣の部屋で泣いている子供の声が良く聞こえていたので駄目かなと思ったら、その一瞬にステージ2に入ったらしく検査は成功。あとは結果待ち。今年は国内でも少し飛んでみようと思っています。乞うご期待!
スカイネット阻止?
2017.01.01
X-47Bペガサスは米国のノースロップ・グラマンが開発した完全自律の戦闘攻撃機。2013年に空母から発艦と着艦に成功した。このブログの2013/7/13の記事でも書いた通り、当時の報道では2019年に無人機だけの飛行隊による作戦が実行可能になると期待されていた。随分前からアメリカはドローンと呼ばれる無人機の運用をしているが、それは地上のパイロットが遠隔操縦するものだ。パイロットが飛んでいる機体に乗っていないだけで操縦するのは人間だ。しかしX-47Bは違う。無人機に搭載された人工知能が判断して飛行するのだ。これが戦地へ行けば機械が敵の人が操縦する戦闘機や地上の人間の兵士を攻撃する事になる。機械対人間の戦争、まるで映画のターミネーターの世界だ。
ところが今年2016年の3月アメリカ海軍は予算上の都合でX-47Bの開発を中止した。機械対人間の戦争は一旦回避された。人工知能がやっと操縦出来る様になったばかりでいきなり実戦に投入されて、万が一味方に逆らう様な暴走が起きたらと思うとゾッとする。人間による悪意のハッキングが端緒となってターミネターのスカイネットのような物が生まれないとも言い切れない。個人的にはまだ時期尚早と思う。だいたい戦闘機でドッグファイトも人間が超人的な能力を発揮してやるから観ていて面白いのであって無人機がやっても何も面白くない。完全自律の兵器は面白そうで興味は有るが作らない方が良い気がする。
原点に帰る
2016.12.20
トラ・トラ・トラ!
2016.12.08
昭和16年12月8日、「ニイタカヤマノボレ」の暗号電文が大本営から日本海軍空母機動部隊に発信され真珠湾攻撃が開始された。あまり知られていないが万が一開戦が回避された場合の暗号は「ツクバヤマハレ」だったらしい。日本軍による攻撃はアメリカの戦艦4隻沈没その他多数の船や航空機を破壊し約2,400名の死者を出した。そして攻撃隊総指揮官から旗艦赤城に向けて奇襲成功を意味する暗号電文「トラ・トラ・トラ」が発信された。これは映画のタイトルにもなったので有名だ。
今月末安倍首相が真珠湾を訪問し犠牲者を追悼する事になった。諸事情を鑑みて8日ではなく月末になったそうだが、どうせなら8日に行って彼らの式典に参加して慰霊碑の前でコブシを天に突き上げて「トラ・トラ・トラ!」と叫んだら面白いのに。(笑)
今月末安倍首相が真珠湾を訪問し犠牲者を追悼する事になった。諸事情を鑑みて8日ではなく月末になったそうだが、どうせなら8日に行って彼らの式典に参加して慰霊碑の前でコブシを天に突き上げて「トラ・トラ・トラ!」と叫んだら面白いのに。(笑)
社会の縮図
2016.12.04
知人が仕事を探すことになり就農フェアという農業を始めようとする人を対象にしたマッチングイベントに行ったら、年齢が高すぎて相手にしてくれなかったとぼやいていた。話しを聞いたらそのイベントでは脱サラした人に農業を始めるアドバイスをして、農作業に必要なトラクターなどの農機具等凡そ二千万円相当を買う契約をさせてローンを組ませるという仕組みだった。彼は50歳代でもう長いローンが組めないので相手にして貰えなかったのだった。誰かに借金をさせて長期間定期的に金利を支払わせる。そのビジネスモデルは数百年前から実生活の様々な場面で目にする。
住宅や車のローンなど個人レベルから会社の運転資金など法人レベル、もっと大きく国家レベルでも同じ様な事が行われている。世界には国家に借金を負わせてその金利で稼いでいる資本家がいて、18世紀頃先進国は資本家から借金をして国を運営するようになっていた。明治維新以後日本もその仕組みに組み込まれ、国際的な巨大資本から借金をして武器や軍艦を買い何十年もかけて真面目に返済をしていた。1904年(明治37年)に勃発した日露戦争で日本政府は戦費の半分以上にあたる金額を外国債券で調達した。その償還が完了したのは1986年(昭和61年)と言われてる。
列強のアドバイスで新しい軍隊を作り武器や軍艦を買い借金をした明治政府も、就農フェアでトラクターを買ってローンを組む脱サラした人も、規模が違うだけではまっているビジネスモデルは同じだ。しかし、もし脱サラしたサラリーマンが自分で農地を確保して自分でトラクターを生産しだして一緒に農業をする仲間を増やし出したらどうなるか?恐らく既存のトラクターメーカーやトラクターを買う人にローンを組ませている銀行は潰しにかかるだろう。市場でフェアに競争するのであれば良いが、脱サラの仲間達がトラクターを作れなくする為に部品や材料の流通を止めたり、銀行が資金を調達出来なくしたりするかも知れない。今から凡そ80年前、国家レベルでそれと同じ事が行われた。
明治維新以降日本は日清戦争、日露戦争、第一次大戦を戦いシベリア出兵にも参加した。それらの戦争を戦う為に武器や軍艦を買い莫大な借金をして国際資本にせっせと金利を支払っていた。しかし、戦争に勝つ度に領土を広げ軍事力も増大し次第に列強にとって脅威となった。で、満州を手に入れた辺りで列強だけでなく国際資本にとっても脅威となってしまった。日本が発展を続け資本を蓄積してゆけばいつかは将来自分たちの領域を侵されてしまう。そこで軍縮会議で軍艦を減らせとか、満州国を認めないとか、日本が成長をやめて国際資本の元で借金を返す地位に戻させようとした。しかし日本はそれに従わず国際連盟を脱退した。すると彼らは支那事変を起こして日本を疲弊させ、鉄屑などの資源を禁輸、外国にある日本の資産を凍結、日本への石油の禁輸など、今の北朝鮮に対する制裁よりも厳しいのではと思うくらいの制裁が実施された。もうその頃日本にはご免なさいと謝って状況を元に戻して貰える相手がいなくなっていた。兵糧攻めで国が飢えてゆくのを打開すべく日本は大東亜戦争に打って出るしか無かった。
就農フェアでトラクターを買うだけにしておけば良かったのに、自分で作り出してしまい土地も手に入れてしまい、銀行の忠告も聞かずに銀行の商売まで脅かす様な事業を始めてしまった。で、業界と銀行に妨害されて潰されてしまった。しかも暴力団がやって来て家に火をつけられ仲間も大勢殺されてしまった。例えればこれが1900年頃から1945年までの約半世紀の間に日本に起きた事である。12月8日は大日本帝国が米英に宣戦布告して大東亜戦争を開始した日。なぜ日本は戦争をしたのか、他にも色々と考えてみたいと思います。
住宅や車のローンなど個人レベルから会社の運転資金など法人レベル、もっと大きく国家レベルでも同じ様な事が行われている。世界には国家に借金を負わせてその金利で稼いでいる資本家がいて、18世紀頃先進国は資本家から借金をして国を運営するようになっていた。明治維新以後日本もその仕組みに組み込まれ、国際的な巨大資本から借金をして武器や軍艦を買い何十年もかけて真面目に返済をしていた。1904年(明治37年)に勃発した日露戦争で日本政府は戦費の半分以上にあたる金額を外国債券で調達した。その償還が完了したのは1986年(昭和61年)と言われてる。
列強のアドバイスで新しい軍隊を作り武器や軍艦を買い借金をした明治政府も、就農フェアでトラクターを買ってローンを組む脱サラした人も、規模が違うだけではまっているビジネスモデルは同じだ。しかし、もし脱サラしたサラリーマンが自分で農地を確保して自分でトラクターを生産しだして一緒に農業をする仲間を増やし出したらどうなるか?恐らく既存のトラクターメーカーやトラクターを買う人にローンを組ませている銀行は潰しにかかるだろう。市場でフェアに競争するのであれば良いが、脱サラの仲間達がトラクターを作れなくする為に部品や材料の流通を止めたり、銀行が資金を調達出来なくしたりするかも知れない。今から凡そ80年前、国家レベルでそれと同じ事が行われた。
明治維新以降日本は日清戦争、日露戦争、第一次大戦を戦いシベリア出兵にも参加した。それらの戦争を戦う為に武器や軍艦を買い莫大な借金をして国際資本にせっせと金利を支払っていた。しかし、戦争に勝つ度に領土を広げ軍事力も増大し次第に列強にとって脅威となった。で、満州を手に入れた辺りで列強だけでなく国際資本にとっても脅威となってしまった。日本が発展を続け資本を蓄積してゆけばいつかは将来自分たちの領域を侵されてしまう。そこで軍縮会議で軍艦を減らせとか、満州国を認めないとか、日本が成長をやめて国際資本の元で借金を返す地位に戻させようとした。しかし日本はそれに従わず国際連盟を脱退した。すると彼らは支那事変を起こして日本を疲弊させ、鉄屑などの資源を禁輸、外国にある日本の資産を凍結、日本への石油の禁輸など、今の北朝鮮に対する制裁よりも厳しいのではと思うくらいの制裁が実施された。もうその頃日本にはご免なさいと謝って状況を元に戻して貰える相手がいなくなっていた。兵糧攻めで国が飢えてゆくのを打開すべく日本は大東亜戦争に打って出るしか無かった。
就農フェアでトラクターを買うだけにしておけば良かったのに、自分で作り出してしまい土地も手に入れてしまい、銀行の忠告も聞かずに銀行の商売まで脅かす様な事業を始めてしまった。で、業界と銀行に妨害されて潰されてしまった。しかも暴力団がやって来て家に火をつけられ仲間も大勢殺されてしまった。例えればこれが1900年頃から1945年までの約半世紀の間に日本に起きた事である。12月8日は大日本帝国が米英に宣戦布告して大東亜戦争を開始した日。なぜ日本は戦争をしたのか、他にも色々と考えてみたいと思います。