Barrett M82 .50cal
2020.01.19
米国アリゾナ州フェニックスから車で北に1時間ほど走った郊外にあるプライベートシューティングレンジにて狙撃銃の実弾射撃を体験。使用した銃は米国Barrett社製M82、使用した弾丸は.50CALと呼ばれる12.7x99mmNATO弾。M82は1986年から製造が始まり世界35各国で使用されており時々映画などにも登場する。有効射程2kmと聞いてもピンと来ないが、シューティングレンジの土塁の向こうの彼方の山の上の的でも打つことが出来ると聞くと凄さが分かる。
ビデオでは音がカットされているので迫力が伝わらないが、現場ではイヤーマッフル越しでも怖いくらいの大音響でまるで大砲の様。引き金を引く時は正直怖さを感じる。たった5発だったが打ち終わったらぐったりするほど疲れた。
ビデオでは音がカットされているので迫力が伝わらないが、現場ではイヤーマッフル越しでも怖いくらいの大音響でまるで大砲の様。引き金を引く時は正直怖さを感じる。たった5発だったが打ち終わったらぐったりするほど疲れた。
レーザー砲 LaWS
2019.03.03
アニメの様に色のついたビームは出ないが、レーザー光線で敵の兵器を破壊するレーザー砲が米軍で実際に配備され始めた。敵の船全体を爆破するのではなく、搭載されているミサイルだけを破壊するなど精細な破壊が出来る事に驚いた。発電機が動く限り弾切れを心配する事無く打ち続けれるのも凄い。昔は漫画の世界でしかなかった物が現実となっている。
世界初原爆実験
2018.03.18
ICBM TITAN-II
2018.03.04
F-35のご先祖様
2017.07.03
Yakはヤコブレフというロシアの航空機メーカーの略称で、正式名称はS・A・ヤコブレフ記念試作設計局。ヤコブレフは旅客機、戦闘機、VTOL機、早期警戒機、ヘリコプターなど殆ど全ての航空機を設計したロシアで唯一の設計局だそうです。そのヤコブレフが設計したのが下の写真のYak-141。後ろのノズルを下向きにしてホバリングする姿は米国のロッキード社が開発した垂直離着陸型ステルス戦闘機F-35Bにソックリだ。基本的構造の違いは前方のホバリング用動力が専用のジェットエンジンかメインエンジンの動力で回すファンかだけ。
しかしYak-141の初飛行は1987年3月でホバリング成功は1989年12月で、F-35の実証機であるX-35の初飛行は2000年10月でホバリング成功は2001年6月より10年以上前である。西側の情報しか目にして来なかった我々はソ連製は何でもアメリカのパクリだと思って来たが、Yak-141の存在は我々が騙されていた事を暴く証拠の一つと言える。Yak-141は順調に行けばF-35Bより10年早く世界初の超音速VTOL戦闘機となるはずだった。しかしソ連の崩壊により試作機をたった2機生産しただけで計画は中止となった。
X-35の実証実験が行われていた頃、アメリカの技術雑誌に下向きになるノズルの技術はロッキード社がロシアの企業から買ったと書かれていたのを読んだ覚えが有る。しかし、ウィキペディアには多少のお金を払って設計データを入手したがアメリカでは既に同じ技術を開発済みだったと書かれている。既に開発していたならわざわざお金を払って同じ情報を買う必要など無いはず。なんとも往生際が悪い負け惜しみだこと。
ではF-35Bは単なるYak-141のパクリかというとそうでもない。VTOLはパクリだがステルス性能と最新の電子機器は以前の世代の戦闘機とは別次元の戦闘能力を生み出している。とはいえVTOLの基本的概念はほぼ同じだし外観も似ているので、Yak-141はF-35のご先祖様と行っても過言ではないだろう。
Yak-141
F-35B
しかしYak-141の初飛行は1987年3月でホバリング成功は1989年12月で、F-35の実証機であるX-35の初飛行は2000年10月でホバリング成功は2001年6月より10年以上前である。西側の情報しか目にして来なかった我々はソ連製は何でもアメリカのパクリだと思って来たが、Yak-141の存在は我々が騙されていた事を暴く証拠の一つと言える。Yak-141は順調に行けばF-35Bより10年早く世界初の超音速VTOL戦闘機となるはずだった。しかしソ連の崩壊により試作機をたった2機生産しただけで計画は中止となった。
X-35の実証実験が行われていた頃、アメリカの技術雑誌に下向きになるノズルの技術はロッキード社がロシアの企業から買ったと書かれていたのを読んだ覚えが有る。しかし、ウィキペディアには多少のお金を払って設計データを入手したがアメリカでは既に同じ技術を開発済みだったと書かれている。既に開発していたならわざわざお金を払って同じ情報を買う必要など無いはず。なんとも往生際が悪い負け惜しみだこと。
ではF-35Bは単なるYak-141のパクリかというとそうでもない。VTOLはパクリだがステルス性能と最新の電子機器は以前の世代の戦闘機とは別次元の戦闘能力を生み出している。とはいえVTOLの基本的概念はほぼ同じだし外観も似ているので、Yak-141はF-35のご先祖様と行っても過言ではないだろう。
Yak-141
F-35B
次世代防衛システム
2017.06.12
強力なレーザー砲を積んだ人工衛星を幾つも日本や近隣諸国の上空に配備すれば空母など無用だが、さすがにそんなレーザー砲は暫く出来そうにないので当面は人工衛星で目標を補足してミサイルを誘導するシステムを構築し、あとは誘導ミサイルを大量に製造しそれを搭載するミサイル護衛艦、ミサイル潜水艦、地上ミサイル基地を配備すれば日本の国土は守れると思う。ミサイルの航続距離を伸ばせば敵基地攻撃にも使用可能。
有事の際のシナリオとしては、まず平時から敵国の潜水艦の現在位置を把握しておき有事の際は即座にこれらを攻撃し無力化する。同時に敵国のICBMの位置を把握しておいて、長距離誘導ミサイルで発射設備をピンポイント爆撃し敵のICBMを無力化する。平行して敵国の全軍事基地を誘導ミサイルで爆撃し攻撃能力を無力化する。撃ち損じた潜水艦やサイロからICBMが発射された場合はTHAAD、イージス艦、PAC3などで迎撃する。それでもなお残存艦船や航空機が侵犯してきても人工衛星と連動した誘導ミサイルで破壊し無力化する。
日本が開発して置くべき兵器の一つとしてステルス無人攻撃機がある。ミサイルは遠方から発射すると敵に探知され迎撃される可能性がある。これを防ぐためステルス無人機で攻撃目標近くに到達してからミサイルを発射した方が迎撃される可能性が低くなり命中率が高いはず。無人機の操縦は自律型でなくても遠隔操作で十分。本土の地上基地に操縦室を設置しゲーム感覚で操縦する。熟練操縦者の育成も実機に比べれば非常に容易だ。無人機の性能はさほど高くなくても超音速で飛べて敵に知られずにミサイルを運べるステルス性があれば十分。無人なので最悪帰還出来なくても爆破して破棄すれば良い。
もしあと数十年の間に大国間で戦争が起きるとしたら、大型空母の時代は終わりステルス無人機と誘導ミサイルが次の戦争の主流になるのだと思う。地対空、空対地、空対空、艦対空、空対艦、地対地、ミサイル迎撃ミサイル、すでに全て存在しているので、これらの性能を向上させる事、全てリンクさせる事が未来の戦争の勝敗を決める鍵になるのではないか。しかも全て今日本が持っている技術で対応可能である。
有事の際のシナリオとしては、まず平時から敵国の潜水艦の現在位置を把握しておき有事の際は即座にこれらを攻撃し無力化する。同時に敵国のICBMの位置を把握しておいて、長距離誘導ミサイルで発射設備をピンポイント爆撃し敵のICBMを無力化する。平行して敵国の全軍事基地を誘導ミサイルで爆撃し攻撃能力を無力化する。撃ち損じた潜水艦やサイロからICBMが発射された場合はTHAAD、イージス艦、PAC3などで迎撃する。それでもなお残存艦船や航空機が侵犯してきても人工衛星と連動した誘導ミサイルで破壊し無力化する。
日本が開発して置くべき兵器の一つとしてステルス無人攻撃機がある。ミサイルは遠方から発射すると敵に探知され迎撃される可能性がある。これを防ぐためステルス無人機で攻撃目標近くに到達してからミサイルを発射した方が迎撃される可能性が低くなり命中率が高いはず。無人機の操縦は自律型でなくても遠隔操作で十分。本土の地上基地に操縦室を設置しゲーム感覚で操縦する。熟練操縦者の育成も実機に比べれば非常に容易だ。無人機の性能はさほど高くなくても超音速で飛べて敵に知られずにミサイルを運べるステルス性があれば十分。無人なので最悪帰還出来なくても爆破して破棄すれば良い。
もしあと数十年の間に大国間で戦争が起きるとしたら、大型空母の時代は終わりステルス無人機と誘導ミサイルが次の戦争の主流になるのだと思う。地対空、空対地、空対空、艦対空、空対艦、地対地、ミサイル迎撃ミサイル、すでに全て存在しているので、これらの性能を向上させる事、全てリンクさせる事が未来の戦争の勝敗を決める鍵になるのではないか。しかも全て今日本が持っている技術で対応可能である。
F-35A
2017.06.10
最新のステルス戦闘機F-35は航空自衛隊が導入を決め、名古屋の三菱重工で最終組み立てをした一号機が最近ロールアウトするなど話題になっています。F-35には滑走して離着陸するA型、垂直離着陸(VTOL)出来るB型、艦載機用のC型の三種類があり、航空自衛隊が導入を決め名古屋で組立てをしているのはA型、つまり垂直離着陸は出来ないタイプです。なので自衛隊のF-35を平らな甲板を持つ護衛艦いずもやかがに積んで空母の様に運用する事は出来ません。VTOL型が導入されているのは米海兵隊、イギリス空軍・海軍、イタリア海軍だけです。
日本は開発実証や保全協力などのパートナー国にはなっておらず運用国つまり単なる販売先という立場です。パートナー国の殆どが米英など旧連合国なのは分かるにしても、イタリアやトルコがパートナーに入っているのが不思議です。F-35を通してなんとなく世界の中での日本の立場がすこし分かる様な気がします。
日本は開発実証や保全協力などのパートナー国にはなっておらず運用国つまり単なる販売先という立場です。パートナー国の殆どが米英など旧連合国なのは分かるにしても、イタリアやトルコがパートナーに入っているのが不思議です。F-35を通してなんとなく世界の中での日本の立場がすこし分かる様な気がします。
スカイネット阻止?
2017.01.01
X-47Bペガサスは米国のノースロップ・グラマンが開発した完全自律の戦闘攻撃機。2013年に空母から発艦と着艦に成功した。このブログの2013/7/13の記事でも書いた通り、当時の報道では2019年に無人機だけの飛行隊による作戦が実行可能になると期待されていた。随分前からアメリカはドローンと呼ばれる無人機の運用をしているが、それは地上のパイロットが遠隔操縦するものだ。パイロットが飛んでいる機体に乗っていないだけで操縦するのは人間だ。しかしX-47Bは違う。無人機に搭載された人工知能が判断して飛行するのだ。これが戦地へ行けば機械が敵の人が操縦する戦闘機や地上の人間の兵士を攻撃する事になる。機械対人間の戦争、まるで映画のターミネーターの世界だ。
ところが今年2016年の3月アメリカ海軍は予算上の都合でX-47Bの開発を中止した。機械対人間の戦争は一旦回避された。人工知能がやっと操縦出来る様になったばかりでいきなり実戦に投入されて、万が一味方に逆らう様な暴走が起きたらと思うとゾッとする。人間による悪意のハッキングが端緒となってターミネターのスカイネットのような物が生まれないとも言い切れない。個人的にはまだ時期尚早と思う。だいたい戦闘機でドッグファイトも人間が超人的な能力を発揮してやるから観ていて面白いのであって無人機がやっても何も面白くない。完全自律の兵器は面白そうで興味は有るが作らない方が良い気がする。
F-35のライバル
2015.12.23
ステルス性能を持った第五世代の戦闘機F-35の組立てが日本でも始まりました。F-35を見るといつもあるテレビ番組を思い出します。それは十数年前F-35の採用が決まった頃、アメリカのディスカバリーチャンネルで放送しいていたもので、コンペに応募したボーイングのX-32とロッキードマーチンのX-35両方の開発開始から完成までの様子のドキュメンタリーでした。両機の決定的な違いは垂直離着陸の機構にあります。B社のX-32はAV-8でも使われているジェットエンジンの排気を複数のノズルから下向きに噴射するものでした。この技術は1960年代に既に実用化されています。それに対してX-35はエンジンのノズルを下向きに変え、さらにエンジンの回転で機械的にコックピット後部に配置した大きなファンを回して下向きに風を吹き出す新しい技術を採用しました。
X-32の従来方式は地面近くのホバリング時にノズルから出た排気が地面で跳ね返りエンジンの吸気口から排気を吸い込んでしまいチョーキングを起こしエンジンが停止してしまう問題がある事が知られていました。X-35の方式は機械的に回すファンで空気を吐き出すのでそれがエンジンの吸気口に入っても全く問題が無いのです。X-35はこの新技術を実現する事でアメリカの空軍、海軍、海兵隊の全てで使用、ステルス性能、マッハ1以上で飛行、ドッグファイト、爆撃、垂直離着陸の全てが出来る事、という無茶苦茶な要求に応える事が出来たのです。
新技術の素晴らしさもさることながら、もう一つ印象的なのは外観です。X-32はお世辞にもカッコ良いとは思えませんでした。ガマガエルがノドを膨らませたような格好は滑稽としか言いようが有りません。日本でも採用が決まった事を考えるとX-35がコンペに勝って本当に良かった。
試験艦あすか
2015.09.04
ミサイル護衛艦あたご
2015.06.04
ニミッツ級とひいずも級の差
2015.05.18
戦艦武蔵発見
2015.04.09
護衛艦いずも
2015.04.07
南極観測船しらせ
2015.04.02
輸送艦しもきた
2015.02.05
護衛艦ひゅうが
2014.12.23
潜水艦
2014.12.23
日本初のドライドック
2014.12.23
輸送艦しもきた
2014.12.05
護衛艦ふゆづき
2014.11.07
南極観測船しらせ
2014.09.11
MIRV
2013.12.11
X-47B 無人機が自律で空母着艦成功
2013.07.13
これ、スゴいですね。技術の進歩はついにここまで来たかという感じです。遠隔操縦の無人機は有人機とパイロットの乗る場所が違うだけでそれほど驚きは無かったですが、人工知能による完全自律の無人機が、しかも有人機でも難しい空母への着艦をしてしまう。2019年には無人機の飛行隊による作戦行動が可能になる事を期待しているそうです。近い将来機械の軍隊と人間が戦う日が来るという事か・・・。まるで「最初はここから始まった」的なSF映画のワンシーンを見ているような気がします。
護衛艦きりしま
2013.07.01